SECCON 2016 九州大会

SECCON 2016 Kyushu2016718 17:30

7月17日(日)に行われたSECCON2016九州大会の大会レポートをお届けします。



本年度のSECCONを支えてくださっているスポンサー様、ありがとうございます。(7月17日時点)

今回はSECCONで初となるIoTをテーマとした学生チーム限定のCTFでした。
各チームの机にはテスターや基板、発光ダイオードや抵抗、ペンチ等の工具や電気回路図が置かれ会場の一角にはオシロスコープが並べられており、
いつものCTFとはかなり違った雰囲気です。

ほとんどの参加者がIoT自体初めてであり、楽しんでいたようです。遠方から参加した学生からは「学校から交通費支援が受けられるように頑張りたい」と
リアルなコメントもあり、SECCONも今後こういった学生を支援できるように!と誓ったのでした。


今回のCTFでは5問が出題されましたが「電磁弁を制御して渇水対策せよ!」「ICチップからデータを読み出しミッション遂行せよ!」
「空港で押収されたBadUSB」等、それぞれにシナリオがあり、各出題者が工夫を凝らした背景を元に問題の説明を行いました。

ま た競技の注意事項でもIoTらしく「感電することはないが配線ミスで部品が高温になり、パーツが破損する恐れがある」、「刃物を扱うので十分注意する事」 など物理的な点が多くありました。また提供いただいた工具も扱うため「フジ矢さんから提供いただいた本物の工具の使い心地を堪能してください」との説明も ありました。

IoTをテーマとした初めての試みで得点できるチームが出てくるのか?と言う不安要素もありましたが、各チーム着実に正解を導いて最終的には接戦を制した
奈良高専のinsecureが一位となりSECCON決勝大会への出場権を獲得しました。

SECCON_Kyushu 2016_Photo1.png

※番外
九州大会の前日にはCTF for ビギナーズ博多が開催されていたのですが、
その運営メンバーが大会の準備状況を見ているうちに(オシロスコープやらLEDやら基盤など)急きょ参加の衝動を
抑えられず、参加が決定しました。チーム名は「HIRUMADE」(当日の昼までに帰らないといけないため)...
わずか1時間の競技時間でしたが、見事First Scoreポイントをゲットし、一位の状態で帰宅していったのでした。
HIRUMADEメンバーと即席チーム看板!!